はじめに
みなさん、2023年の夏、日本中が熱狂したあのツアーを覚えていますか? そう、B’zの結成35周年を記念したベスト選曲ツアー、「B’z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-」です。
コロナ禍を経て、やっと解禁された「声出し」ライブ。 会場で思いっきり「B’zのLIVE-GYMにようこそー!」に答えられた瞬間、涙が出そうになった方も多いのではないでしょうか?
今回のツアーは、単に懐かしい曲を演奏するだけのお祭りではありませんでした。 予期せぬトラブル、天候との戦い、そしてそれを乗り越えるメンバーとファンの絆。 まさに35年の歴史が凝縮されたような、ドラマチックな展開の連続でしたよね。
今回は、そんな「Pleasure 2023 -STARS-」について、ライブ本編の興奮から、映像作品で明かされた衝撃の裏側まで、たっぷりと感想を綴っていきたいと思います。
この記事を読めば、あの夏の感動が鮮明に蘇ること間違いなしです。 参加された方は「そうそう!」と頷きながら、未参加の方は「次は絶対行きたい!」という気持ちを高めながら、ぜひ最後までお付き合いください!
1.35周年の祝祭!神セトリと演出の「ここが最高だった」
まずは、何と言ってもセットリスト(セトリ)と演出の素晴らしさについて語らせてください。 「Pleasure」ツアーといえばベスト選曲ですが、今回は「予想を裏切り、期待を超える」絶妙な構成でしたよね。

アリーナとスタジアム、全く違う2つの顔
今回のツアーの面白さは、アリーナ公演とスタジアム公演でガラッと雰囲気を変えてきた点にあります。
アリーナ公演では、なんと未発表の新曲『Dark Rainbow』からスタートするという攻めの姿勢! さらに、1989年の初期曲『夜にふられても』や、歌詞を「ストラト」から「レスポール」に変えて披露された『GUITAR KIDS RHAPSODY』など、長年のファンなら思わずニヤリとしてしまうレア曲が満載でした。 「昔の曲を今のB’zがやるとこうなるのか!」という発見があり、35年の進化を肌で感じられる構成でしたよね。
一方、スタジアム公演では一転して、B’zライブの代名詞とも言える『LOVE PHANTOM』がいきなりの1曲目! 高台からダイブする演出でお馴染みのこの曲をオープニングに持ってくるなんて、誰が予想できたでしょうか。 続く2曲目には、松本さんが炎のペイントが施されたレスポールを構えて『FIREBALL』を演奏。 冒頭からクライマックスのような盛り上がりで、数万人の観客を一気にロックオンする展開は、さすがスタジアムバンドの王者といった貫禄でした。
タイトル「STARS」に込められた意味
今回のツアータイトル「STARS」には、とても素敵な意味が込められていました。 それは、「ステージ上のB’zだけがスターなのではなく、会場に集まったファン一人ひとりこそがスターである」というメッセージです。
その想いが形になったのが、新曲『STARS』での演出でした。 演奏中に、観客全員がスマートフォンのライトを点灯させたあの光景。 ドームやスタジアムの広い空間が、無数の白い光で埋め尽くされ、まるで地上の銀河のようになった瞬間は、本当に言葉を失うほどの美しさでした。
「自分たちもこのライブを作っている一員なんだ」と強く実感できて、B’zとの距離がグッと縮まったように感じましたよね。
過去と現在を繋ぐ「God Medley」
ライブ後半のハイライトといえば、やはり『ultra soul』から『BAD COMMUNICATION』へと繋がるメドレーではないでしょうか。 ファンの間では「God Medley」とも呼ばれているこの流れ。
『ultra soul』で会場が一体となってジャンプした直後、あのデジタルなイントロが鳴り響き、『BAD COMMUNICATION』へとなだれ込む。 90年代のブレイク期を象徴するダンスビートと、2000年代以降のアンセムが見事に融合していて、体が勝手に動き出してしまうような高揚感がありました。 まさに「Pleasure(快楽)」の名にふさわしい、最高に楽しい時間でしたね。
2.年齢不詳!?稲葉さんと松本さんが見せた「プロの生き様」
続いては、35年という月日を経てもなお進化し続ける、メンバーのパフォーマンスについてです。 「かっこいい」という言葉だけでは片付けられない、凄みのようなものを感じました。

稲葉浩志:驚異のスタミナと変わらぬハイトーン
ライブを見るたびに思うことですが、稲葉さんの体力はどうなっているのでしょうか?(笑) 還暦近い年齢(当時)だとは到底思えないほど、ステージの端から端まで全力疾走し、その直後に息も切らさず『Calling』のような難曲をシャウトする。 その姿は、人間の限界に挑戦しているアスリートのようでもありました。
特に印象的だったのは、その歌声の「艶」です。 激しいロックナンバーでは突き刺さるような鋭さを持ちながら、バラードでは包み込むような優しさを見せる。 以前よりも表現の幅が広がっているように感じられ、「上手すぎて鳥肌が立った」という感想が多く聞かれるのも納得です。 年齢を言い訳にせず、常に最高のパフォーマンスを追求するストイックな姿勢には、尊敬の念しかありません。
松本孝弘:音色で語る「トーンの魔術師」
そして、リーダーである松本孝弘さんのギタープレイ。 技術がすごいのはもちろんですが、今回のツアーでは特に「音色(トーン)」の存在感が際立っていました。
CD音源とは全く違う、アンプから空気を震わせて直接届く重厚なサウンド。 一音鳴らしただけで「あ、B’zの音だ」とわかる説得力は、まさに唯一無二です。 バラード曲『今夜月の見える丘に』でのソロパートなどでは、ギターがまるで歌っているかのような色気があり、聴いているだけで心が震えました。
また、ステージ上にセットされたバーカウンターで、オリジナルカクテルを飲みながらトークをするコーナーもありましたね。 松本さんの持つダンディズムと、時折見せるお茶目な笑顔のギャップもたまらなく魅力的で、会場全体が温かい空気に包まれました。
新風を吹き込んだサポートメンバーたち
今回のツアーを支えたサポートメンバーたちの活躍も忘れてはいけません。 特に話題をさらったのが、ベースの清(きよし)さんです!
小柄な体からは想像もつかないほどパワフルで攻撃的なベースプレイ、そして華やかなステージング。 『NATIVE DANCE』の前に行われたベースソロでは、多くの観客がそのカッコよさに心を奪われました。 「演奏レベルがやばすぎる」「即座に惚れ込んだ」といった声も多く、B’zのサウンドに新しい風と刺激を与えてくれた立役者と言えるでしょう。
3.涙なしでは見られない…伝説となった「長居」とドキュメンタリー
そして最後に、このツアーを語る上で避けて通れないのが、ファイナルの地・大阪ヤンマースタジアム長居での3日間の出来事です。 映像作品の特典ディスクに収録されたドキュメンタリーを見て、改めてその壮絶さに胸が打たれました。
9月21日:嵐の中の決断と絆
B’zのデビュー記念日である9月21日。 お祝いムード一色で始まったライブでしたが、途中でゲリラ豪雨と激しい落雷に見舞われました。 ドキュメンタリー映像には、バケツをひっくり返したような雨に打たれながらもMCを続けようとする稲葉さんの姿や、身の危険を感じるほどの雷鳴が記録されています。

安全のためにライブは一時中断。 「もう中止かもしれない」という不安がよぎる中、避難先で再開を信じて待ち続けたファンの想いが通じ、約1時間半後にライブは再開されました。 時間の関係で数曲がカットされることになりましたが、再開一発目の『ultra soul』の盛り上がりは凄まじいものでした。 困難を乗り越えて再び一つになれたあの瞬間、会場には「音楽の奇跡」があったと思います。
9月23日・24日:満身創痍の「STARS」
試練は天気だけではありませんでした。 9月23日の公演中、稲葉さんが足を肉離れしてしまうというアクシデントが発生します。 普段ならステージを縦横無尽に走り回る彼が、マイクスタンドにしがみつくようにして、一歩も動けずに歌う姿。 痛みに顔を歪めながらも、決して歌うことを止めないその執念に、見ているこちらが涙してしまいました。
そして迎えた最終日、9月24日。 怪我をおしてステージに立った稲葉さんは、前日のアクシデントを感じさせない気迫のパフォーマンスを見せてくれました。 「ひとりじゃないから」という言葉が、これほど重く、温かく響いたツアーはなかったかもしれません。
このドキュメンタリーは、単なる舞台裏の記録を超えて、一本の映画のような重厚さがあります。 B’zという巨大なプロジェクトを動かす人間たちの葛藤、プロフェッショナルとしての覚悟、そしてファンとの絆。 「こちらが本編と言ってもいいほど壮絶」と評されるのも納得の内容ですので、まだ見ていない方はぜひハンカチを用意してご覧ください。
まとめ
B’z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS- は、35年間の集大成であると同時に、B’zが「現在進行形の最強ライブバンド」であることを証明するツアーでした。
楽しいだけの「Pleasure」ではなく、痛みや困難も分かち合い、それを乗り越える喜び(Pleasure)を共有した特別な夏。 私たちファン一人ひとりが「STAR」として輝き、B’zという大きな光の一部になれたことは、一生の宝物です。
【今回のまとめ】
- セトリの妙: アリーナのレア曲とスタジアムの王道曲、どちらも楽しめる贅沢な構成でした。
- 圧倒的実力: 稲葉さんの歌声と松本さんのギターは、35年経ってもなお進化し続けています。
- 長居の奇跡: トラブルを乗り越えて完走したファイナルは、涙なしには語れません。
映像作品で改めてあの日の感動に浸るもよし、次のLIVE-GYM(2025年開催予定!)に向けて気持ちを高めるもよし。 これからもB’zと共に、私たちの「人生の快楽」を追い求めていきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 皆さんの「STARS」の感想も、ぜひコメントなどで教えてくださいね!


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