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【ミラノ・コルティナ五輪】カーリング女子日本代表「フォルティウス」の挑戦! 試合日程・放送予定とメダルへの道

雑記

2026年2月、イタリアで開催されているミラノ・コルティナ冬季オリンピック。大会の華とも言えるカーリング女子日本代表の戦いが、いよいよ本格化しています。

これまで日本のカーリング女子といえば、2018年平昌で銅、2022年北京で銀メダルを獲得した「ロコ・ソラーレ」の印象が強いかもしれません。しかし、今大会の日本代表は、激戦の国内予選を勝ち抜いた北海道銀行を母体とするクラブチーム「フォルティウスです。

「新しい日本代表はメダルに届くのか?」「初戦の結果はどうだったのか?」

この記事では、現地コルティナ・ダンペッツォの最新情報をもとに、フォルティウスの試合結果、今後の放送スケジュール、そしてメダル獲得に向けた詳細な分析をお届けします。


ミラノ・コルティナ五輪 カーリング女子の現在地【2/12更新】

現地時間2月12日、カーリング女子の予選リーグ(ラウンドロビン)が開幕しました。日本代表フォルティウスにとっての初陣となったスウェーデン戦の結果を振り返ります。

初戦・スウェーデン戦は悔しい黒星発進

日本代表フォルティウスは、初戦で世界ランキング上位の強豪スウェーデン(チーム・ハッセルボリ)と対戦し、4対8で敗れました。

試合は序盤からスウェーデンのペースで進みました。特に痛手となったのは第4エンドです。スキップ吉村紗也香選手のラストショットがウェイト(力加減)のミスによりハウス(円)に届かず、スウェーデンに一挙3点を献上してしまいました。続く第5エンドでも、有利な後攻を持ちながらスチール(先攻チームに得点されること)を許し、前半を1-5という苦しい展開で折り返しました。

後半、第6エンドには2点を返して追い上げを見せましたが、経験豊富なスウェーデンの堅実なショットに阻まれ、最終的にはコンシード(ギブアップ)となりました。

データで見る敗因と収穫

初戦のスタッツ(統計データ)を見ると、課題と希望の両方が見えてきます。

  • ショット成功率: スウェーデンがチーム全体で87.8%と高水準だったのに対し、日本は79.9%にとどまりました。
  • DSC(ドローショットチャレンジ): 試合前の練習ショットの精度を示す数値ですが、スウェーデンが9.20cmと抜群の精度だった一方、日本は37.70cmでした。

この数字は、日本チームがまだ現地の氷の特性を完全には掴みきれていないことを示唆しています。しかし、第6エンドで見せた複数得点など、随所に光るプレーもありました。予選は総当たり戦のため、ここからの修正力こそがメダルへの鍵となります。


新生日本代表「フォルティウス」とは? ロコ・ソラーレとの違い

今大会、なぜロコ・ソラーレではないのか? その疑問を持つ方も多いでしょう。フォルティウスは、昨年の日本代表決定戦でロコ・ソラーレやSC軽井沢クラブといった強豪を破り、実力で五輪切符を勝ち取りました。

チーム構成と特徴

フォルティウスは、ベテランの経験値と若手の勢いが融合したチームです。

  • スキップ 吉村紗也香(34歳): チームの司令塔。正確なショットと強い精神力を持ち、初の五輪出場。
  • サード 小野寺佳歩(34歳): 2014年ソチ五輪に出場経験あり。パワーのあるスイープとショットが武器。
  • セカンド 小谷優奈(27歳): 2022年にチームに加入。安定感のあるプレーでチームを支える。
  • リード 近江谷杏菜(36歳): 実は2010年バンクーバー五輪の代表選手。16年ぶりの五輪復帰というドラマチックな経歴を持つ。
  • コーチ 船山弓枝・小笠原歩: 日本カーリング界のレジェンドがベンチを支えます。

ロコ・ソラーレが「笑顔とコミュニケーション」で知られるチームなら、フォルティウスは「個々の高い技術と冷静な戦術眼」が持ち味と言えるでしょう。特に近江谷選手の16年越しの五輪復帰は、今大会の大きな見どころの一つです。


会場「コルティナ」の魔物とトラブル

今大会のカーリング会場となっている「スタディオ・オリンピコ・デル・ギアッチョ」は、選手たちにとって非常に難しい環境となっています。これにはいくつかの理由があります。

1. 歴史的建造物ゆえの「氷の癖」

この会場は、1956年のコルティナ・ダンペッツォ五輪で使用された施設を改修したものです。元々は屋根のない屋外リンクだった場所に屋根をかけた構造であり、木造のスタンドや大きな窓が特徴的な「ログキャビン」のような雰囲気を持っています。しかし、この構造が外気の影響を受けやすくし、氷の表面温度や湿度に微妙な変化を与えています。選手からは「氷がトリッキーだ」「ブレードにトラブルが起きる」といった声も上がっています。

2. フィギュアスケートとの併用

通常、カーリングとフィギュアスケートでは氷の質(厚さや温度)が異なりますが、今大会では同じ会場を使用しているケースがあり、氷のコンディション維持が非常に困難になっています。 カーリング特有の繊細な曲がり幅(カール)を読むのが難しく、初戦で日本が苦戦した一因もここにあると考えられます。

3. 停電トラブルの発生

大会序盤のミックスダブルスでは、試合中に会場が停電し、約3〜5分間試合が中断するという前代未聞のトラブルも発生しました。原因は電力供給の問題とされていますが、大雪による影響も指摘されています。 こうした予期せぬトラブルへの適応力も、メダル獲得には不可欠な要素です。


日本の行く手を阻むライバル国たち

メダルを争う主なライバル国の状況もチェックしておきましょう。

  • 🇨🇭 スイス(チーム・ティリンツォーニ): 世界選手権4連覇の実績を持つ絶対女王。初戦でもイタリア相手にショット成功率93.1%という驚異的な数字を叩き出し、勝利しました。 正確無比な「精密機械」のようなカーリングは健在です。
  • 🇨🇦 カナダ(チーム・ホーマン): 世界ランキングトップクラス。初戦でデンマークを10-4と圧倒しました。 攻撃的なスタイルで大量得点を狙ってくるため、日本としては大量失点を防ぐ展開に持ち込みたい相手です。
  • 🇺🇸 アメリカ(チーム・ピーターソン): 初戦で韓国を8-4で下しました。ミックスダブルスで銀メダルを獲得したコリー・ティーシー選手も擁しており、勢いに乗っています。

【保存版】今後の試合日程と放送スケジュール

日本代表フォルティウスの予選リーグは、以下の日程で行われます。NHK(地上波・BS)および民放各局、ネット配信のTVerで視聴可能です。特に重要な試合を見逃さないようにしましょう。 ※時間はすべて日本時間です。

日時対戦相手放送・配信予定見どころ
2/13(金) 03:05🇩🇰 デンマークNHK Eテレ / TVer初戦黒星からの立て直しを図る重要な一戦。
2/14(土) 17:05🇨🇭 スイスNHK 総合・Eテレ / TVer世界最強チームにどこまで食らいつけるか。
2/15(日) 03:05🇺🇸 アメリカテレビ東京系 / NHK BS / TVer予選突破のライバルとなる直接対決。
2/15(日) 22:05🇰🇷 韓国日テレ系 / NHK BS / TVer因縁のライバル対決。ゴールデンタイムでの放送。
2/17(火) 03:05🇨🇦 カナダフジテレビ系 / TVer攻撃力の高いカナダをどう封じるか。
2/17(火) 22:05🇮🇹 イタリアNHK 総合 / TVer開催国・地元の大声援の中でのアウェイ戦。
2/19(木) 03:05🇬🇧 イギリスNHK 総合 / TVer前回金メダリスト(メンバーは変更あり)との対戦。
2/19(木) 22:05🇨🇳 中国TBS系 / NHK BS / TVer予選最終戦。準決勝進出をかけた大一番になる可能性大。

視聴のポイント: NHKプラスやTVerなどのネット配信を活用すれば、スマホやタブレットからもリアルタイムで応援できます。特に深夜帯の試合は、見逃し配信も活用しましょう。


まとめ:フォルティウスのメダルへのシナリオ

初戦のスウェーデン戦は黒星となりましたが、予選リーグはまだ始まったばかりです。過去の五輪でも、予選で苦戦しながら尻上がりに調子を上げ、メダルを獲得した例は枚挙にいとまがありません。

メダル獲得への鍵となるのは以下の3点です。

  1. 氷への早期適応: 「コルティナの魔物」と呼ばれる特殊な氷の癖を、船山・小笠原両コーチの経験も借りていかに早く攻略するか。
  2. 韓国・アメリカ戦の勝利: 実力が拮抗している中堅国との直接対決を制することが、予選4位以内(準決勝進出ライン)への絶対条件です。
  3. 吉村スキップの復調: 初戦でミスが出たドローショットの感覚を取り戻し、勝負どころで決めきれるかどうかがチームの浮沈を握ります。

日本カーリング界の新しい歴史を作るべく挑戦する「フォルティウス」。16年ぶりに五輪の舞台に帰ってきた近江谷選手をはじめ、それぞれの想いを胸に氷上に立つ彼女たちを、日本から熱く応援しましょう!

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